巣ごもり無添加住宅的発酵食品作り

 コロナ渦の中で、巣ごもりをしている人も多いと思います。
その中で、無添加住宅の漆喰の家では菌が生き生きと生きる環境なので味噌作りをされている方も多いです。

 発酵食品が好きで手作りで色々なものを手作りをされている方も多いと思います。
一口に発酵食品と言っても色々とあると思いますが、よく使うのが麹菌(日本独特の菌:国菌)と乳酸菌です。
麹菌を使えば、味噌や醤油や酒・みりん等多くの調味料や酒類を作る事が出来ます。
お酒は、酒税法の関係で製造する場合は税務署長に届け出が必要だそうです。(罰金等が発生)
しかし、比較的簡単に作れるのが、味噌づくりと甘酒作りや塩麹や醤油麹になります。

 発酵食品を作る時に、特に大切なことは雑菌(カビ菌など)の悪い菌が着かないことが必要です。
昔から、味噌蔵や酒蔵の多くにしっくいを塗っていました。
 それは、しっくい壁(天井)にすると雑菌が少なくなる環境が出来るからです。
石灰から作るしっくいは、水を混ぜると当初は強アルカリ性になります。
 アルカリ性の環境は、雑菌を含む悪玉菌が生きにくく、麹菌や乳酸菌など善玉菌にはいい環境となります。
(珪藻土は、中性ですのでその効果はありません。それで防カビ材が入っています)
 私も、自分用の手作りの味噌づくりを2回作りました。大豆と麹菌と作る味噌でしたが、自分の手のひらで
混ぜる事により、自分の乳酸菌が入った味噌が出来ます。
 昔からおふくろの手作りした味噌が美味しいと言われているのは、おふくろの乳酸菌(おっぱい)の入った味噌になるからです。
実際に手作りした味噌は、作った人で味が違いました。でも、自分で作った味噌が一番美味しく感じるます。
しかし、人が味見するとそうでもないので、それを表す昔からの言葉が「てまえ味噌」ということです。

 味噌作りでは一般的には、消毒を繰り返し作らないとカビの発生で食べれなくなると言われています。
実際に、無添加住宅的に手作りした味噌を一般の部屋においておくとカビて食べれなくなぅった事例もありました。
でも、無添加住宅の漆喰(無添加)の部屋でしたら、この作った味噌を置いておくとカビ菌などが付きにくいので、簡単に作る事が出来ました。当然、無添加の味噌ですので、安心安全でとても美味しいです。

 塩麹や味噌麹などは、比較的に簡単にどんな環境でも作りやすいのですが発酵期間の長い味噌作りではそのような環境が必要です。
おすすめは、塩麹の10倍旨味成分が多い醤油麹です。

 麹が最近は、比較的に簡単にスーパーなどで手に入る環境が出来ています。
私は、麹とご飯とを使い簡単に甘酒をよく作ります。
 作り方は簡単です。特に、最近売れている電気圧力なべで温度管理が出来るものや温度管理の出来るヨーグルトメーカーが多く発売されています。私は、タニカ電気のヨーグルトメーカーを使っていますが、簡単にできます。
水400CC 炊いたご飯1合 乾燥米麹200ℊ だけです。
 水を400CC入れて炊いたご飯を入れてよく混ぜます。そこに、よくほぐした米麹を入れてヨーグルトメーカーに入れて55℃で、10時間程度で出来上がります。
 同様に、温度管理が出来る調理器具でも55℃で10時間程度で出来ます。そのような器具の無い方は、同じように混ぜ合わせて65度まで鍋で加熱後に真空ポットや真空スープジャー(容量注意)などに入れて作るやり方などもあります。炊飯器でも出来ます。検索するといろいろレシピ等が出てきます。

 甘酒は飲む点滴と言われるだけあって必須アミノ酸が豊富で、腸内環境も整えてくれます。
カロリーもあるので、飲み過ぎは禁物ですが豆乳で割ったりして美味しく飲むことが出来ます。

ぜひこの巣ごもり時期に、発酵食品作りに目覚めて美味しくて簡単な菌活生活をしてみませんか?